日本は中緯度の温帯地域として豊かな植物相を有し、維管束植物(シダ植物と種子植物)およびコケ植物を合わせると約7500種が生育しています。このうち約1850種は日本固有の植物であり、多様な自然環境に適応してきました。
しかし、様々な人間活動の影響で高山植物の生育地が荒廃し、生態系のバランスが崩れ、かつてない速さと規模で絶滅が進んでいます。
「絶滅のおそれのある野生生物の種の保存に関する法律」、通称「種の保存法」が平成5年4月1日に施行され、気象野生動植物が指定され、捕獲・採取や販売・譲渡などが原則禁止されています。
また絶滅のおそれのある種を的確に把握し、一般への理解を広める必要があることから、環境省では、レッドリストを作成・公表するとともに、これを基にしたレッドデータブックを観光しています。